財務省が公表した令和7年5月の国際収支状況(公表内容はこちら)によると、結果は下記の通りでした。
・経常収支:3兆4,364億円の黒字(黒字幅拡大)
その内訳は下記の通りでした。
・貿易・サービス収支:3,212億円の赤字(赤字幅縮小)
・第一次所得収支:4兆2,555億円の黒字(黒字幅縮小)
・第二次所得収支:4,979億円の赤字(赤字幅拡大)
経常収支とは
経常収支とは、貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支の合計です。それぞれの収支の説明は下記の通りです。
・貿易・サービス収支:貿易収支及びサービス収支の合計
・第一次所得収支:対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況
・第二次所得収支:居住者と非居住者との間の対価を伴わない資産の提供に係る収支状況
円安圧力により外国人にとって日本が「割安」に
上記の通り、貿易・サービス収支は赤字です。この場合、海外企業への支払いのために円を売って外貨を買う動きが増えるので、円安圧力が生まれます。これにより、外国人にとって日本が「割安」になりますので、訪日外国人数が増える可能性があります。
実際に訪日外国人数は増えており、消費先として宿泊費と買物代の割合が高いです。そこで個人や法人の投資先として、ホテル系や商業施設系のJ-REITも一案だと当社は考えます(J-REITの一覧はこちら)。ホテル系J-REITの一例を下記の記事で紹介しておりますので、ご参考にしてください。
【留意点】
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