JAL(日本航空)と丸紅が、2019年1月11日に共同でJALビジネスアビエーション株式会社を設立した。この会社は旅行業登録を完了し、チャーターフライトの手配を含む次の3つのサービスを開始する。(プレスリリース)
(1)チャーターフライト手配:①定期便からの乗り継ぎまたは海外都市間の移動、②日本発着の国際区間、③日本国内区間 のフライトの手配
(2)運航支援・グランドハンドリング:国内各空港でのビジネスジェットの運航支援等
(3)オーナー所有機マネジメント:スケジューリング、乗員・格納庫・整備の手配等
メインのサービスは、(1)のチャーターフライトの提供だと思われる。そのうち➀に関して言えば、例えば、東京からロンドンへJALの定期便を利用した後、ロンドンからチャーターフライトに搭乗して、ヨーロッパ内の各地を移動することができる。他の乗客のことを気にすることなく、プライベートな空間を味わうことができる。③に関して言えば、飛行時間が短い国内線であっても、プライベートな機内空間を味わうことができるのが醍醐味だろう。
このサービスは、世界の406都市(2019年6月28日時点)に就航しているJALと、ビジネスジェットに関する知見・ノウハウを有する丸紅だからこそ、提供できるものであろう。
観光庁が出した統計によれば、平成30年度の国内旅行の取扱額は対前年比で減少した。しかしチャーターフライトは国内線でも最低で数百万円はかかるものの、プライベートな機内空間で旅行をしたいという需要は少なからず存在する。そのような需要を取り込んで、成功を収めてもらいたい。
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