財務省が公表した令和7年上半期の国際収支状況によると、結果は下記の通りでした。
・経常収支:14兆5,988億円の黒字(黒字幅拡大)
その内訳は下記の通りでした。
・貿易収支:1兆7,589億円の赤字(赤字幅縮小)
・サービス収支:1兆3,779億円の赤字(赤字幅縮小)
・第一次所得収支:20兆7,668億円の黒字(黒字幅拡大)
・第二次所得収支:3兆0,311億円の赤字(赤字幅拡大)
(出典:財務省、「国際収支状況」、本記事作成日に検索)
経常収支とは
経常収支とは、貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支の合計です。それぞれの収支の説明は下記の通りです。
・貿易・サービス収支:貿易収支及びサービス収支の合計
・第一次所得収支:対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況
・第二次所得収支:居住者と非居住者との間の対価を伴わない資産の提供に係る収支状況
円安圧力により外国人にとって日本が「割安」に
上記の通り、貿易・サービス収支は赤字です。この場合、海外企業への支払いのために円を売って外貨を買う動きが増えるので、円安圧力が生まれます。
円安進行により、外国人にとって日本が「割安」になりますので、訪日外国人数が増える可能性があります。円安が訪日外国人数を増やす可能性があることは、日経新聞でも指摘されています(詳細はこちらの外部記事を参照)。
ホテル系J-REITを購入して、分配金という不労所得を得るのも一案
実際に訪日外国人数は増えており、消費先として宿泊費の割合が最も高いです。そこで本記事作成時点では、個人や法人の投資先としてホテル系J-REITも一案だと当社は考えます(J-REITの一覧はこちら)。ホテル系J-REITに関する記事は下記のリンクでご覧になれますので、ご参考にしてください。
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