フィリピン人観光客はなぜ日本に来るのか?理由は円安、日本文化、アクセス等!ホテル系J-REITを購入して分配金という不労所得を得るのも一案!一例はインヴィンシブル投資法人

2023年、フィリピンから日本への訪日観光客数は約62万人に到達しました。2024年には約81万人となり、1年で30%以上の伸びを見せています。

この急増を背景に、「なぜフィリピン人が日本を選ぶのか?」というテーマは、観光業界でも注目される大きな問いです。この記事では、訪日フィリピン人観光客の心を動かす5つの理由を、データと体験をもとに深掘りします。

理由1:為替・価格メリットが大きい

フィリピン・ペソから見た日本円の価値や、物価の変動が旅行決定に影響を与えています。

例えば、2025年4月時点で、フィリピン人観光客の増加を「弱い円」が後押ししていると報じられています。つまり、同じ予算でも買えるものが多くなり、「日本での体験価値」が相対的に高くなる可能性があるため、旅行先として魅力が増すわけです。

理由2:季節&日本らしさの体験

桜(春)や紅葉(秋)など、日本ならではの四季の美しさ、風景、文化がフィリピン人観光客の心を掴んでいます。

2025年4月の他社記事では、「桜のシーズン」がフィリピン人旅行者の増加に寄与したとされています。

また、訪日旅行というと「アニメ・マンガ」「寿司・ラーメン」「温泉・和文化」などの体験型が強くイメージされるため、フィリピンの若年層やSNS世代にとっても訴求力があります。

理由3:渡航・直行便・アクセスの改善

フィリピン―日本間のアクセスが良好になりつつあることも、訪問数増加の背景にあります。2024年の他社記事では、フィリピンから日本への直行便の拡充や旅行環境改善が触れられています。

加えて、ビザ申請数の増加を受け、審査体制の変更・対応が議論されており、フィリピン側からのアクセス改善意欲も高まっているようです。

言い換えれば、「行きやすくなった日本」が、選ばれる理由の一つです。

理由4:リベンジ/旅行意欲の高まり

パンデミック後、多くの人が「旅行できなかった期間」の反動で出国意欲を強めています。フィリピン人観光客の訪日数も、2023年から2024年にかけて大きく伸びています。

特にフィリピンでは、学校の休暇、海外研修、若年層のSNS世代の間で「海外での体験」が一つのステータスになってきています。この「今逃したくない」という気持ちが、日本旅行という選択にも反映されていると考えられます。

理由5:SNS・文化的影響/フィリピン人の「日本好き」

フィリピンでは日本文化(アニメ・マンガ・J-POP・日本の食文化など)が根強く人気であり、それが旅行行動にもつながっています。

さらに、訪日のフィリピン人がSNSで「こんなところ行った」「こんなモノ食べた」と発信することで、同国の次の旅行者への情報源・“憧れ”が作られています。
例えば、Redditでは次のような声も:“I travel to Japan at least twice a year …”

このようなリピーターの存在も、旅行先としての日本の魅力を底上げしています。

まとめ

フィリピン人が日本を訪れる理由は、単一の要因ではなく、為替・アクセス・文化的親和性・旅行意欲・SNSトレンドといった複数の要素が重なった結果です。

「今、日本へ行く理由」が多く揃っているからこそ、訪日フィリピン人旅行者数が急増しているのです。

ホテル系J-REITを購入して分配金という不労所得を得るのも一案

フィリピン人観光客を含め訪日外国人数は増加しています。これに伴いインバウンドの消費額は順調に伸びており、消費先の割合としては宿泊費が最も高いです(詳細はこちらの記事を参照)。

そこで本記事作成時点では、個人や法人の投資先としてホテル系J-REITも一案だと当社は考えます(J-REITの一覧はこちら)。J-REITを購入及び保有することにより、銘柄によっては、配当金(J-REITの場合「分配金」と呼ばれる)という不労所得を得ることが可能となります。

ホテル系J-REITの一例はインヴィンシブル投資法人

ホテル系J-REITの一例として、インヴィンシブル投資法人(8963)が挙げられます。当法人はホテルを主に保有しており、賃貸事業の収入が売上の大部分を占めています。保有ホテルは、本記事の作成時点で下記の通りです。

【保有ホテル名(出典はこちら)】
・ホテルマイステイズ
・フレックスステイイン
・アパホテル
・スーパーホテル
・コンフォートホテル
・亀の井ホテル
・アートホテル
・シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

【保有ホテル数(出典はこちら)】
114

インヴィンシブル投資法人の分配金は増加傾向

インバウンド消費額の増加を背景にして、インヴィンシブル投資法人の分配金は下記の通り増加傾向です(出典はこちら)。当法人は6ヶ月ごとの決算です。

・2023年12月期:1,640円
・2024年06月期:1,917円
・2024年12月期:1,982円
・2025年06月期:1,895円

株価は政治及び経済の状況により上下するものの、分配金は上記の通り安定的に増加しています。

以上、参考になれば幸いです。

【留意点】
・本記事は、情報提供を目的としたものであり、金融商品の取引を推奨、助言又は勧誘するものではありません。また、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。実際の投資等についての最終的な決定はご自身で行ってください。
・本記事は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
・本記事の内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・本記事のいかなる内容も将来の市場環境、将来の投資収益等を保証するものではありません。投資する金融商品の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。

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