留学と旅行を融合させた教育旅行プログラム

日本語学校や外国大学日本校などを運営する株式会社アイ・エス・アイは、2020年2月1日、新たな取り組みを始めた。具体的には、東京都知事登録旅行業第3種の認可を受けた『ISIスタディトラベル本部』を設置して、留学生による留学体験を向上させる。第3種の認可によって、営業所の所在地とそれに隣接する市区町村内の募集型企画旅行や、海外・国内の受注型企画旅行等を行うことができる。

留学体験の向上策として、次のようなものを実施する。
・現地サポート体制の強化
・社内インターンシップ
・国際交流体験プログラムの提供

このような取り組みの背景には、外国から日本への留学生が2012年以降一貫して増加していることがある(統計はこちら)。その数はほぼ2倍となった。平成30年5月1日時点の留学生数は298,980人だ。

国内の状況に目を向けると、企業のグローバル化に伴い、英語を話せる人材が必要とされている。更には、2020年に小学校で英語が必修化される。小学校3年生と4年生では、年35時間の「外国語活動」が設けられる。5年生と6年生では、教科として年70時間の「英語」が設けられる。

これらの国内状況を背景として、日本から外国への留学生が増加している。平成31年1月時点の留学生の数は66,000人だ(統計はこちら)。

中でも、日本の中学生及び高校生による短期留学が急増するとともに、留学先が多様化しているという。

この記事で紹介した新たな取り組みによって、留学が一層充実するため、旅行者が増加するだろう。ますますの市場の拡大が期待できそうである。

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