[2021年1月]国内旅行の取扱額が再び悪化

観光庁は3月12日に、主要旅行業者の旅行取扱状況速報 (2021年1月分)を発表した(リンクはこちら)。それによると、総取扱額は海外旅行、外国人旅行、国内旅行各部門で前年同月比で大幅に減少した。詳細は次の通り。

先月までは、Go To トラベル事業の影響で国内旅行の取扱額は回復傾向にあった。先月の国内旅行の取扱額は前年同月比で62%だった。

しかし上記の表の通り、今月の国内旅行の取扱額は前年同月比で20%まで落ち込んだ。1都3県で緊急事態宣言が延長されたことにより、Go To トラベル事業の一時停止が延長されたことが大きく影響した。

赤羽国土交通大臣は、3月5日の閣議の後の会見で、Go To トラベル事業の再開は当面難しいとの認識を示した。

政府は、新規感染者数が下げ止まっているものの医療提供体制は改善しているなどとして、3月21日で1都3県の緊急事態宣言を解除する方針だ。 新型コロナウイルスの感染拡大を防止することは前提だが、緊急事態宣言の解除が関連事業者の経営を好転させることを祈る。

  • コメント: 0

関連記事

  1. [2020年1月]訪日外国人数が減少

  2. [2024年8月]訪日外国人数293万人、7カ月連続で同月の過去最高

  3. 中国人観光客はなぜ日本に来るのか

  4. [2021年8月]訪日外国人旅行の取扱額が今月も大幅増加

  5. [2024年4月]訪日外国人数304万人、2ヶ月連続で300万人超

  6. [令和4年2月]訪日外国人旅行の取扱額が2倍

  7. [2023年12月]訪日外国人数273万人、年間2,500万人超え

  8. [2020年11月]宿泊者数・客室稼働率が共に回復傾向

  9. [2023年7月]訪日外国人数232万人、年間2000万人に迫る勢い

  10. [2022年9月]訪日外国人数、コロナ以降初めて20万人超

  11. [2020年12月]日本人の宿泊者数・客室稼働率が共に悪化

  12. [2024年5月]訪日外国人数304万人、3ヶ月連続で300万人超

  13. [2024年3月]訪日外国人数308万人、単月として初の300万人超

  14. [観光庁]延べ宿泊者数76.8%減少。客室稼働率16.6%

  15. [2021年2月]訪日外国人数が7,400人/前年同月比99.3%減

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。